エンジンオイルの正式な捨て方とは?間違った廃棄方法もあわせて解説


「エンジンオイルの正式な捨て方は?」「エンジンオイルを自分で捨てるメリットはある?」というような、疑問や悩みを持っている人も少なくないのではないでしょうか。

エンジンオイルの正確な廃棄方法を知ることは、環境保護と法令遵守のうえで重要です。

この記事では、エンジンオイルの正式な捨て方やエンジンオイルを自分で捨てるメリットとデメリットなどを紹介します。

エンジンオイルの適切な処分がなぜ必要なのか、そして違法な廃棄がもたらす悪影響を理解していきましょう。

エンジンオイルの正しい捨て方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

     【目次】
  1. エンジンオイルの正式な捨て方とは?
  2. エンジンオイルを自分で捨てるメリットとデメリット
  3. エンジンオイルのやってはいけない捨て方
  4. オイル缶はどうやって処分する?正しい捨て方とは
    • まとめ

    エンジンオイルの正式な捨て方とは?

    ここでは、エンジンオイルの正式な捨て方を紹介します。

      • 自治体でゴミとして廃棄してもらう
      • ガソリンスタンドで廃棄してもらう
      • ホームセンターやディーラーで廃棄してもらう
      • カー用品店で廃棄してもらう
      • 廃油

    エンジンオイルの捨て方には、上記の5つの方法があります。それぞれ詳しくみていきましょう。

    自治体でゴミとして廃棄してもらう

    正確な廃棄方法は自治体により異なります。

    一部の自治体では、一般ゴミとして廃棄できますが、条件がある場合があるため確認が必要です。

    安全に捨てる方法として、オイルパックの利用が挙げられます。オイルパックには収剤が含まれており、簡単かつ便利に処理可能です。

    自治体ごとに規定が異なるため、エンジンオイルの廃棄が可能かどうかは事前に確認しましょう。

    ガソリンスタンドで廃棄してもらう

    行きつけのガソリンスタンドで廃棄してもらうのも、1つの方法です。

    多くのガソリンスタンドはオイルピットを備えており、定期的に廃油回収業者が引き取りに訪れます。 回収された廃油は、エネルギー源やリサイクルに活用されるのが特徴です。

    フルサービスのガソリンスタンドでは、交換業務を行っている場合もあります。セルフサービス方式のガソリンスタンドでは、受け付けていないことがあるため気をつけてください。ガソリンスタンドに廃油を持っていく場合は、事前に相談しましょう。

    ホームセンターやディーラーで廃棄してもらう

    ホームセンターやディーラーでの廃棄も、1つの選択肢です。

    上記の店舗では、購入した場所と同じお店で引き取ってもらえます。ただし、各店舗によって引き取りの有無や料金が異なるので注意が必要です。

    一部のお店では無料で行っている一方で、有料とする場所もあります。また、廃棄のサービスしていないお店もあるため気をつけましょう。

    カー用品店で廃棄してもらう

    カー用品店での廃棄も、エンジンオイルの適切な廃棄方法です。

    購入した店舗でも引き取ってもらえますが、各店舗によって条件が異なります。

    一部のお店では無料で行うところもありますが、有料となる場合もあります。その一方で、サービスを提供していない場合も考えられます。

    具体的な条件は店舗に直接問い合わせが必要です。

    廃油

    廃油の正確な処理は自治体により異なりますが、多くの地域で専門業者への依頼がおすすめです。

    エンジンオイルは再生可能であり、専門業者を通じてリサイクルされて重油や燃料、潤滑油として有効に再利用されます。

    費用が高額になる可能性があるため、個人の廃油に対応しているか、費用などを事前に確認しましょう。

     

    エンジンオイルを自分で捨てるメリットとデメリット

    ここでは、エンジンオイルを自分で捨てるメリットとデメリットを紹介します。

    メリットとデメリットどちらも確認し、どのように廃棄するか検討しましょう。

    エンジンオイルを自分で捨てるメリット

    ガソリンスタンドなどへの依頼と比較して費用を節約できるのが、自分でエンジンオイルを捨てるメリットです。

    自分で捨てると、作業にかかる費用を最小限に抑えられ、手軽にメンテナンスを行えます。

    ただし、適切な廃棄方法を知らず誤った方法で行うと環境へ悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。

    エンジンオイルを自分で捨てるデメリット

    エンジンオイルを捨てる道具を揃える費用がかかるのが、デメリットです。

     

    エンジンオイルを捨てるための専用道具を新たに揃えると、初期投資が必要であり、費用がかさんでしまうでしょう。

    また、DIYでの作業には専門知識や技術が必要です。

    初心者が不適切な手順で作業を行うと車両への悪影響や安全面のリスクが生じる可能性があります。

     

    エンジンオイルのやってはいけない捨て方

    ここでは、エンジンオイルのやってはいけない捨て方を紹介します。

    エンジンオイルの廃棄には手間や費用がかかりますが、下記のような捨て方は行わないようにしましょう。

      • 土壌に捨てる
      • 不法投棄
      • 川や海に捨てる

       

      土壌に捨てる

      エンジンオイルのやってはいけない捨て方は、土壌に捨てる行為です。

      エンジンオイルには有害な成分が含まれています。少量であってもエンジンオイルを土壌に流すと、土壌だけではなく水質汚染にもつながる可能性が高いです。

      環境への負荷を最小限にするためには、正確な廃棄方法を選択し、地域の規制や指示に従った廃油の処理が不可欠です。

      不法投棄

      エンジンオイルを缶や瓶、プラスチックボトルに詰め込んで山林などには捨ててはいけません。

      この行為は不法投棄に該当し、刑罰の対象となります。山林に捨てると、環境へ深刻な被害をもたらす可能性が高いです。

      同様に、無人洗車場やコイン洗車場にエンジンオイルを放置するのも厳禁です。不法投棄は法的な問題だけでなく、環境保護の観点からも避けなければならず正確な廃棄方法を選んでください。

      川や海に捨てる

      エンジンオイルのやってはいけない捨て方の一例として、川や海への廃棄が挙げられます。

      深刻な水質汚染や環境破壊を引き起こし、刑罰の対象となります。 道路の排水溝やマンホールも同様に厳禁であり、河川につながっているため、適切な廃棄方法を選ばなければなりません。

      エンジンオイルの誤った捨て方は法的な問題だけでなく、深刻な環境被害を引き起こす可能性があるため、慎重な処分が必要です。

       

      オイル缶はどうやって処分する?正しい捨て方とは

      オイル缶の適切な処分方法は、お住まいの自治体の資源ごみ回収日を利用するのが一般的です。

      ただし、処分前にはオイル缶の中のエンジンオイルを綺麗に拭き取る必要があります。

      エンジンオイルを拭き取る際には、新聞紙を利用するのが効果的です。エンジンオイルで汚れた新聞紙は、各地域で指定された手続きに従って処分しましょう。

       

      まとめ

      ここまで、エンジンオイルの正式な捨て方やエンジンオイルを自分で捨てるメリットとデメリットなどを紹介しました。

      エンジンオイルの正確な廃棄は地域により異なります。自治体のゴミ回収や専門業者の利用が一般的ですが、不適切な方法は避けるべきです。

      環境への悪影響と法的な問題を引き起こす可能性があるため、土や水、排水溝への廃棄は避けてください。

      正しい廃棄方法を理解し、地域のガイドラインに従い、適切な廃棄方法を選びましょう。

       

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      2024年1月22日

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