大切な愛車のバンパーに傷がついてしまうのは、とてもショックなことですよね。でも、バンパーの傷は放置しておくと、見た目が悪くなるだけでなく、錆びや劣化の原因にもなってしまうんです。
この記事では、バンパーについた擦り傷、へこみ、ひび割れ、塗装の剥がれなど、それぞれの傷の自力修理方法を詳しく解説します。正しい知識と適切な対処法を身につけることで、愛車のバンパーを自分の手で守ることができるようになりますよ。
バンパーの傷の種類と原因
バンパーは、車の前後に取り付けられた衝撃吸収装置です。しかし、バンパーは車の最も外側に位置しているため、様々な原因で傷がつきやすい部分でもあります。
バンパーに発生する傷は、主に擦り傷、へこみ、ひび割れ、塗装の剥がれの4種類に分類されます。それぞれの傷の特徴と発生原因について、詳しく見ていきましょう。
擦り傷の特徴と発生原因
擦り傷は、バンパーの表面が擦れて発生する傷です。比較的浅い傷が多く、傷の範囲は広くなる傾向にあります。
主な発生原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 狭い場所での駐車時や車庫入れ時に、壁や他の車に擦ってしまった
- 路上駐車時に、他の車がバンパーを擦って通過した
- 洗車時に、砂やゴミを巻き込んだスポンジや布で擦ってしまった
擦り傷は、比較的目立ちにくい傷ですが、放置しておくと錆びの原因になることがあります。傷の深さによっては、塗装の補修が必要になる場合もあるので注意が必要です。
へこみの特徴と発生原因
へこみは、バンパーが変形して凹んでしまう傷です。衝撃を受けた部分が内側に凹み、周囲に盛り上がりができる場合があります。
へこみの主な原因は、以下のようなものです。
- 低速での衝突事故により、バンパーが変形した
- 縁石や障害物に衝突した際に、バンパーが凹んだ
- 飛び石や落下物などの衝撃で、バンパーにへこみができた
軽度のへこみであれば、熱を加えることである程度の修復が可能です。一方、大きなへこみやひび割れを伴うへこみは、バンパー自体の交換が必要になるケースが多いです。
ひび割れの特徴と発生原因
ひび割れは、バンパーの一部にひびが入ったり、亀裂が生じたりする傷です。大きな衝撃を受けた際に発生することが多く、放置すると傷が広がってバンパーが破損する恐れがあります。
ひび割れの主な原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 事故などで強い衝撃を受けた際に、バンパーの一部にひびが入った
- 古いバンパーで経年劣化により、プラスチックが脆くなってひび割れが発生した
- 寒冷地での使用により、バンパーが冷えて硬くなった状態で衝撃を受けてひび割れた
ひび割れは、小さな傷でも放置するとどんどん大きくなる可能性があります。ひび割れが発生した場合は、早めの修理を検討する必要があるでしょう。
塗装の剥がれの特徴と発生原因
塗装の剥がれは、バンパーの塗装が剥がれ落ちてしまう傷です。下地のプラスチックが露出し、そこから錆びや劣化が進行することがあります。
塗装の剥がれは、主に以下のような原因で発生します。
- 石や砂利の跳ね上げによって、塗装が削られた
- 強い日光や紫外線に長時間さらされ、塗装が劣化した
- 洗車時に強い洗剤やブラシを使用したことで、塗装が傷ついた
- 事故や擦り傷の補修の際に、塗装の密着が不十分だった
塗装の剥がれは、放置するとどんどん範囲が広がるため、早期の補修をおすすめします。傷の状態によっては、パターン合わせをして部分的に塗装を塗り直す方法もありますが、大きな剥がれはバンパー交換が必要なこともあります。
バンパーの傷は、発生原因や傷の種類によって補修方法が異なります。傷の状態をよく確認し、適切な対処を行うことが大切です。愛車のバンパーに傷がついてしまった際は、ぜひ参考にしてみてください。
バンパー傷の自力修理方法
愛車のバンパーに傷がついてしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、放置しておくと錆びや劣化の原因になることがあります。しかし、バンパーの傷は自力で修理できる場合があるんですよ。
ここでは、バンパーに発生しやすい擦り傷、へこみ、ひび割れ、塗装の剥がれについて、それぞれの自力修理方法を詳しく解説していきます。ただし、大きな傷やひび割れの場合は、専門家による修理が必要になることもあるので注意してくださいね。
擦り傷の修理手順
バンパーの擦り傷は、傷の深さによって修理方法が異なります。浅い擦り傷であれば、こんな手順で自力修理ができますよ。
- 傷の周囲をカッターナイフなどで軽くなぞり、凸凹をなだらかにします。
- 紙ヤスリや細目のサンドペーパーを使って、傷を目立たなくするように磨きます。
- 周囲の塗装に合わせて、タッチアップペイントを薄く塗っていきます。
- 乾燥後、つや出しコンパウンドで磨いて仕上げます。
深い擦り傷の場合は、パテを使って凸凹を埋めてから、サフェーサーと塗料で仕上げる方法もあります。ただ、塗装のぼかし加工が難しいので、深い傷は修理工場で直してもらうのがおすすめです。
へこみの修理手順
バンパーのへこみは、加熱して変形を復元させる方法で修理できる場合があります。修理の手順は以下の通りです。
- ドライヤーなどを使って、へこみの周辺を50~60度くらいまでゆっくり加熱します。
- 加熱しながら、へこみの裏側を手で軽く押して、少しずつ元の形に戻していきます。
- 元の形に戻ったら、冷却しながら形を保持します。
- タッチアップペイントで傷を目立たなくし、仕上げにワックスをかけます。
ただし、この方法は熱に弱いバンパーの場合は使えません。素材に合わない温度で加熱すると、バンパーが溶けたり変色したりする恐れがあるので注意しましょう。
ひび割れの修理手順
バンパーのひび割れは、そのままにしておくと傷が広がって取り返しのつかないことになりかねません。小さなひび割れなら、以下の手順で補修が可能ですよ。
- 割れ目を中性洗剤で洗浄し、よく乾かします。
- プラスチック用のパテ(エポキシパテなど)をひび割れの奥までしっかり埋め込みます。
- パテが乾燥したら、紙ヤスリで整形し、表面を滑らかに仕上げます。
- サフェーサーを吹き付けた後、タッチアップペイントで色を合わせていきます。
深いひび割れや大きなひび割れの場合は、バンパーの内側から当て布をしてパテ埋めをしたり、バンパー全体を交換したりする必要が出てきます。状態によっては、プロの修理工場に相談するのが賢明でしょう。
塗装の剥がれの修理手順
バンパーの塗装の剥がれは、放置しておくと傷んだ部分からどんどん塗装が剥がれていく恐れがあります。早めの補修をするなら、以下のような手順で塗装の剥がれを直すことができますよ。
- 剥がれた塗装の周りをマスキングテープで覆い、散らからないようにします。
- 剥がれた部分をサンドペーパーで整え、ごみや油分を取り除きます。
- 下地の色に合わせたサフェーサーを吹き付け、乾燥させます。
- 元の色に近い塗料をスプレーガンや筆で吹き付け、乾燥させます。必要に応じて、数回に分けて色を重ねていきます。
カラーナンバーが不明な場合は、近い色の塗料を少しずつ混ぜて、試し塗りをしながら色を調整するのがコツです。ただ、パターン合わせが難しかったり、大きな範囲で塗装が剥がれていたりする場合は、やはりプロの手を借りるのがおすすめですね。
修理に必要な工具と材料
バンパーの傷を自力で直すには、いくつかの工具と材料を揃える必要があります。修理に使う主なアイテムをご紹介しましょう。
- サンドペーパー(紙ヤスリ):傷を整えたり、表面を滑らかにしたりするのに使用
- プラスチック用パテ:バンパーのひび割れを埋めるのに使用
- サフェーサー:下地を整えたり、色を合わせやすくしたりするのに使用
- タッチアップペイント:傷を目立たなくしたり、色を合わせたりするのに使用
- マスキングテープ:周囲を汚さないように養生するのに使用
- ドライヤーやヒートガン:バンパーのへこみを直す際に使用
これらの工具や材料は、カー用品店やホームセンターで購入できます。自分で修理する際は、説明書をよく読んで正しく使用することが大切ですよ。
いかがでしたか?バンパーの傷は、傷の種類や程度によっては自分で直せる場合があります。でも、無理のない範囲で修理することが肝心ですね。難しそうだと思ったら、迷わず専門家に相談しましょう。大切な愛車のバンパーを守るためにも、定期的なメンテナンスを忘れずに行ってくださいね。
バンパー傷の予防策
愛車のバンパーに傷がつくのは、とてもショックなことですよね。でも、少し気を付けるだけで、バンパーの傷を防ぐことができるんです。ここでは、バンパー傷の予防策について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
バンパーは車の前後に取り付けられた衝撃吸収装置ですが、その位置ゆえに傷がつきやすい部分でもあります。擦り傷やへこみ、ひび割れ、塗装の剥がれなど、バンパーの傷にはいくつかの種類がありますが、適切な予防策を講じることで、これらの傷を最小限に抑えることが可能なのです。
安全運転の心がけ
バンパー傷を予防する上で、何よりも大切なのが安全運転の心がけです。急発進や急ブレーキ、急ハンドルを避け、スピードを控えめにすることで、不意の障害物への接触や他の車両との接触を防ぐことができます。
また、運転中は周囲の状況をよく確認し、先を読んだ運転を心がけましょう。特に駐車場や狭い道では、ゆっくりと慎重に運転することが大切です。車間距離を十分にとり、障害物との接触には細心の注意を払ってくださいね。
車間距離の確保
バンパーへの傷を防ぐためには、前の車との車間距離を十分に確保することが重要です。車間距離が近すぎると、前の車が急ブレーキをかけた際に追突してしまう恐れがあります。
高速道路などでは特に車間距離を意識しましょう。一般的に、時速100kmで走行する場合は100m以上、80kmなら80m以上の車間距離を確保するのが理想的とされています。安全性を考慮しつつ、余裕を持った車間距離を保つよう心がけましょう。
また、渋滞の際や悪天候時は、より一層の車間距離の確保が必要です。路面が滑りやすい状態では、制動距離が伸びるため、前の車との距離を普段以上に空けるようにしてくださいね。
定期的なバンパーの点検とメンテナンス
バンパーの傷を予防するには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。普段から愛車のバンパーをチェックし、擦り傷やひび割れ、塗装の剥がれなどがないかを確認しましょう。
小さな傷でも、放置しておくとどんどん大きくなって修理が大変になることがあります。傷を見つけたら、早めに補修することをおすすめします。また、バンパーの汚れを定期的に落とすことも大切ですよ。
洗車の際は、バンパーの隅々まで丁寧に洗浄し、ワックスがけを行うのがポイントです。ワックスがけによって塗装面に保護膜ができ、多少の擦り傷は防止できます。定期的なメンテナンスを習慣付けて、愛車のバンパーを守っていきましょう。
保護フィルムや専用カバーの活用
バンパーの保護には、専用のフィルムやカバーを活用するのも効果的な方法です。透明なプロテクションフィルムを貼ることで、小さな傷や擦り傷を防ぐことができます。
また、バンパーの上から装着するタイプのカバーもあります。カバーには衝撃吸収素材が使われているので、ある程度の衝撃から大切なバンパーを守ってくれるんです。取り外しも簡単なので、必要な時だけ装着できるのが嬉しいポイントですね。
ただし、フィルムやカバーを選ぶ際は、自分の車種に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。また、長期間使用していると劣化してしまうこともあるので、定期的な交換もお忘れなく。上手に活用して、バンパー傷のリスクを減らしていきましょう。
いかがでしたか?バンパー傷の予防は、安全運転の心がけ、車間距離の確保、定期的な点検とメンテナンス、保護フィルムやカバーの活用など、いくつかの方法を組み合わせることが効果的です。愛車のバンパーを守るためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。事故や傷は完全には防げないかもしれませんが、日頃からできる予防策を行うことで、バンパー傷のリスクを最小限に抑えることができますよ。
自力修理が難しい場合の対処法
バンパーに大きな傷やひび割れができてしまった場合、自分で修理するのはなかなか難しいものです。そんな時は、専門店への修理依頼や保険の活用、バンパー交換などの選択肢を検討してみましょう。ここでは、自力修理が難しい場合の対処法について、詳しく解説していきます。
専門店への修理依頼
バンパーの傷が大きかったり、複雑な修理が必要だったりする場合は、専門店への修理依頼が最も確実な方法です。カーディーラーや車の修理専門店では、熟練の技術を持つスタッフが、適切な方法でバンパーの修理を行ってくれます。
修理の際は、バンパーの素材や傷の種類、大きさなどを詳しく伝えることが大切ですね。また、修理にかかる期間や費用についても事前に確認しておきましょう。専門店なら、きれいに修復してくれるので安心ですが、費用は自力修理に比べて高くなる傾向にあります。
保険の活用
バンパーの傷が他人の車との接触事故によるものだった場合は、自動車保険を活用するのも一つの方法です。事故の状況にもよりますが、相手方の車両保険や自身の車両保険を使えば、修理費用の負担を軽減できる可能性があります。
ただし、保険を使うと翌年の保険料が上がったり、ノーカウント事故の回数が減ったりするデメリットもあります。また、保険を使える状況は限られているので、事故の状況をよく確認する必要がありますね。保険会社に相談して、適切な対応を検討するのがおすすめです。
尚、自動車保険の選び方につ
バンパー交換の検討
大きなひび割れやへこみがある場合、バンパー全体を交換するという選択肢もあります。バンパーは車種ごとに専用設計されているので、交換すればまるで新品のようになりますよ。
ただし、バンパー交換は修理よりも費用が高くなる傾向にあります。純正品のバンパーは特に高価なので、社外品のバンパーを選ぶという方法もあります。とはいえ、社外品は純正品に比べてフィット感が劣ることがあるので、よく検討してから決めるようにしましょう。
修理費用の目安
バンパーの修理費用は、傷の種類や大きさ、車種などによって大きく異なります。ここでは、おおよその修理費用の目安をご紹介しますね。
修理内容 | 修理費用の目安 |
---|---|
小さな擦り傷の修理 | 5,000円~20,000円程度 |
へこみの修理 | 10,000円~50,000円程度 |
ひび割れの修理 | 20,000円~70,000円程度 |
塗装の剥がれの修理 | 10,000円~50,000円程度 |
バンパー交換 | 50,000円~150,000円程度 |
修理方法や車種によって費用は大きく変動しますので、これはあくまでも目安としてご認識ください。正確な修理費用は、実際に専門店に相談してみないとわからないのが実情です。数か所の修理店で見積もりを取り、費用を比較してみるのも良いでしょう。
バンパーの傷でお悩みの際は、自力修理にこだわらず、状況に合わせて柔軟に対応することが大切ですね。専門店への相談をためらわずに、適切な修理方法を選択していきましょう。愛車のために、最善の選択ができるよう、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
バンパーの傷は、放置しておくと見た目が悪くなるだけでなく、さらなる損傷や車の劣化につながります。
擦り傷、へこみ、ひび割れ、塗装の剥がれなど、傷の種類によって適切な修理方法を選ぶことが大切です。自力で直せる範囲の傷は、手順に沿って慎重に修復作業を行いましょう。
一方、大きな傷やひび割れは、専門店での修理やバンパー交換も視野に入れる必要があります。
日頃から、安全運転や定期的な点検を心がけ、愛車のバンパーを大切にしていきましょう。
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