ウォッシャー液が出ないと、運転中に視界が悪くなって危険ですよね。でも、いざウォッシャー液が出なくなった時、どこに原因があるのかわからず困ってしまう方も多いのではないでしょうか。ウォッシャー液が出ない原因は、ウォッシャータンクが空になっている、ホースの破損や外れ、ノズルの詰まりなど様々です。また、フロントとリアで症状が異なることもあります。
今回は、ウォッシャー液が出ない時の原因と対処法、正しい補充方法などを詳しく解説します。あなたのお車のウォッシャー液トラブルを解決する手がかりになれば幸いです。
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- 【目次】
- ウォッシャー液が出ない7つの原因と対処法
- 原因①ウォッシャータンクが空になっている
- ウォッシャー液の正しい補充方法
- ウォッシャー液の交換は水でも良い?
- 原因②ホースの破損や外れ
- 原因③ノズルの詰まり
- 原因④ウォッシャー液の凍結
- 原因⑤モーターの故障
- 原因⑥ポンプの故障
- 原因⑦配線類が切れてる
- フロント・リアのウォッシャー液が出ないパターン
- まとめ
ウォッシャー液が出ない7つの原因と対処法
ウォッシャー液が出なくなった時、どこに問題があるのかを特定するためにはいくつかの箇所をチェックする必要があります。ここでは、ウォッシャー液が出ない主な原因について解説します。
原因①ウォッシャータンクが空になっている
ウォッシャー液が出ない最も一般的な原因は、単純にウォッシャータンクの液が空になっていることです。
ウォッシャータンクはエンジンルーム内にあり、ほとんどの車種で運転席側の奥に位置しています。
キャップにウォッシャーのマークがあるので、それを目印にタンクを見つけましょう。
タンクの液量が減っていたり空だったりする場合は、早めにウォッシャー液を補充してください。補充方法は後述します。
ウォッシャー液の正しい補充方法
なお、ウォッシャー液補充の手順は以下の通りです。
- エンジンを停止し、ボンネットを開ける
- ウォッシャータンクのキャップを開け、ウォッシャー液を規定量まで注ぐ
- キャップをしっかり閉め、ボンネットを閉じる
- ウォッシャーを作動させ、正常に噴射するか確認する
補充が終わったら、ボンネットを閉じエンジンをかけます。ワイパーレバーを操作し、ウォッシャー液がフロントガラスに吹きかけられるか確認します。リアワイパーも同様に液が出るか確かめてください。正常に作動すれば、補充作業は完了です。
適切な方法でウォッシャー液を補充することで、ウォッシャーを正常に機能させることができます。定期的な液量チェックを習慣づけ、必要に応じて早めの補充を心がけましょう。
ウォッシャー液の交換は水でも良い?
人によってはウォッシャー液の代用として、水道水を使用している人もいるようです。手元にウォッシャー液が無い場合や、一時的な仕様であれば問題はありませんが常時使用することはおすすめできません。その理由は以下の通りです。
- タンク内で水が腐敗しカビが生える
- 寒い地域では水が凍ってしまいガラスの凍結に繋がる
ただの水道水は気温の低い場所では凍結の恐れがあります。水が出てこないだけでなく、車両内部の損傷に繋がる可能性がありますので注意が必要です。
原因②ホースの破損や外れ
ウォッシャータンクからノズルまでウォッシャー液を送るホースに問題がある可能性もあります。経年劣化によりホースにひび割れや穴が開いていたり、接続部分が外れていたりするとウォッシャー液が正常に送られません。
目視でホースを確認し、破損や外れがあれば修理・交換が必要です。ホースは比較的安価なので、自分で直せる方は修理に挑戦してみるのもよいでしょう。
原因③ノズルの詰まり
ウォッシャー液を噴射するノズルの穴が詰まっているとウォッシャー液が出なくなります。ノズルの先端は非常に小さな穴になっているため、ホコリやゴミが溜まりやすいのです。ノズルを取り外して穴を細い針などで掃除することで、詰まりを取り除くことができます。この作業の際はノズルを傷つけないよう、慎重に行ってください。どうしても詰まりが取れない場合は、ノズルの交換も検討しましょう。
原因④ウォッシャー液の凍結
周囲の温度が0℃を下回ると水は凍ってしまいます。その為、寒い地域ではウォッシャー液が凍ってしまい出てこないこともあるのです。ほとんどの場合、エンジンをかけることで解凍されますので出発前に暖気しておくと良いでしょう。
また、今は凍結しないウォッシャー液も販売されていますので、寒い地域に住んでいる方はそちらの商品も検討してみてください。
原因⑤モーターの故障
モーターとは、ポンプを動かす部品のことでポンプが正常に動いていなければ、ウォッシャー液をノズルまで運ぶことができません。ポンプが正常に動いていない場合、修理・交換が必要になります。しかし、ポンプの交換は知識のない方にとって容易にできるものではありません。業者の方やプロに依頼することをおすすめします。
原因⑥ポンプの故障
ポンプとはウォッシャー液をノズルまで運ぶ部品のことです。ポンプはモーターによって動いていますので、モーターが故障すればポンプも動かすことができません。こちらの部品に関しても修理・交換を要する場合はプロに依頼することをおすすめします。
原因⑦配線類が切れてる
それぞれのパーツに繋がっている配線が切れていないかも確認してみましょう。全てのパーツは電気で動いており、動力源がなければ動かせないからです。
配線類はヒューズボックスと呼ばれる箇所にひとかたまりになっています。取扱説明書や、ヒューズボックスを確認するとどの配線が何の機能を動かしているのか確認することができます!
以上がウォッシャー液が出なくなる主な原因です。これらの箇所をチェックしても解決しない場合は、カーディーラーや修理工場に相談することをおすすめします。
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フロント・リアのウォッシャー液が出ないパターン
ウォッシャー液が出なくなった時、フロントとリアの両方から出ない場合と片方だけ出ない場合で、考えられる原因が異なります。それぞれのパターンについて詳しく見ていきましょう。
両方から出ない場合の原因
フロントとリアの両方からウォッシャー液が出ない場合、以下のような原因が考えられます。
- ウォッシャータンクの液量が少ない、または空になっている
- ウォッシャー液が凍結している(寒冷地の場合)
- ウォッシャーポンプの故障
- ウォッシャーモーターの故障
フロントとリアで共通しているのはウォッシャータンクのみなので、まずは液量や凍結の有無を確認しましょう。
それでも解決しない場合は、ポンプやモーターの故障も疑われます。
片方だけ出ない場合の原因
フロントまたはリアのどちらか片方からウォッシャー液が出ない場合は、以下のような原因が考えられます。
- ホースの破損や外れ
- ノズルの詰まり
- ポンプの故障(片側のみ)
- モーターの故障(片側のみ)
- 電気系統(ヒューズ、配線)の不具合
片側だけ出ない場合は、その側に固有の問題が発生していると考えられます。上記の箇所を重点的にチェックしてみてください。
リアのホース内にウォッシャー液がたまっていない可能性
リアワイパーは使用頻度が少ないため、ホース内のウォッシャー液が蒸発していてポンプまで液が届いていない可能性があります。
リアワイパーを数回作動させ、ホース内に液を満たすことで改善する場合もあります。
以上のように、フロントとリアの両方または片方からウォッシャー液が出ない場合では、原因となる箇所が異なります。状況に応じて適切な点検・対処を行うようにしましょう。
パターン | 主な原因 |
---|---|
フロント・リア両方から出ない |
|
片方だけ出ない |
|
こちら
まとめ
ウォッシャー液が出なくなったら、まずはウォッシャータンクの液量を確認しましょう。ホースの破損・外れ、ノズルの詰まりもチェックが必要です。フロントとリアの両方から出ない場合はタンクや凍結の可能性が高く、片方のみなら個別の原因を探ります。補充後はワイパーを動かして噴射するか確認を忘れずに。
しかし、車のトラブルは目に見える箇所だけでは判断ができない場合もあります。対処法が分からない場合や不安な方は、最初からプロに任せる方が良いでしょう。
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引用元:ヨロスト公式HP
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