オイルフィルターの種類は何種類?役割や構造とあわせて解説!


オイルフィルターにはいくつかの種類がありますが、各オイルフィルターの役割や構造は異なります。

オーソドックスなものから内部性能が良いものなど、役割や構造は様々です。自分が希望する機能に合わせてオイルフィルターを取り付けたり、車のタイプに合わせたオイルフィルターを取り付けたりすることもできます。

この記事では、オイルフィルターの種類・役割・構造を中心に解説しています。オイルフィルターを交換するという方は、ぜひ参考にしてみてください。

     【目次】
  1. オイルフィルターの役割
    • オイルフィルターの種類
    • オイルフィルターの構造はどうなっている?
    • オイルフィルターに関するよくある質問
    • まとめ

    オイルフィルターの役割

    オイルフィルターには、オイルに入り込むゴミや汚れなどの不純物を取り除いて、清潔なエンジンオイルを循環させる役割があります。

    清潔なエンジンオイルをエンジンで使用すれば、車自体の性能を高水準のまま維持することが可能です。 しかし、オイルフィルター交換は定期的にしなければなりません。

    汚れが蓄積しているオイルフィルターのままだと、取り切れなかった不純物がエンジンオイルに流れ込んでしまいます。また、エンジンオイルの劣化に繋がり、結果的に車のエンジンに負荷をかけてしまうのです。

     

    オイルフィルターの種類

    オイルフィルターには、いくつか種類がありますが、それぞれの機能・特徴はわずかながら異なります。また、自分が使用している車でも取り付けられるか確認が必要です。

    フルフロータイプ

    フルフロータイプは、オイルフィルターの構造は標準的で、ほとんどのガソリン車に取り付けられます。フルフロータイプは、オイルパンに汚れてしまったエンジンオイルを溜めて、オイルに含まれる不純物を吸い上げるオイルストレーナーを通して、フィルターにてろ過します。

    市場で販売されているフルフロータイプには、カートリッジ型・リプレイス型の2種類があるため、自分に合っているものを選びましょう。カートリッジ型は取り外しての交換になりますが、リプレイス型は濾過紙が使用されているため、混同しないようにしましょう。

    コンビネーション型

    コンビネーション型は、1つのカートリッジの中に、フルフロータイプ・バイパスタイプのフィルターを取り入れているオイルフィルターです。2つのタイプを1つにしているため、内部の構造は複雑化していますが、ろ過の負担が偏らずバランス良く不純物を処理してくれます。

    また、カートリッジは1つであるため、交換作業も1回分の時間で済むでしょう。さらに、メンテナンスの費用面も、大きく抑えられます。

    フルフロー・バイパス併用型

    フルフロー・バイパス併用型は、フルフロータイプとさらに細かな汚れなどの不純物を取り除くことができるバイパスフィルターが併用されているタイプです。

    基本的には、オイルパンに汚れたエンジンオイルを溜めて、オイルストレーナーで吸い上げるフルフローの造りになっていますが、目の作りが極細のバイパスフィルターが備えられています。

    フルフロータイプで取り切れなかった不純物をバイパスフィルターがしっかりとろ過してくれるでしょう。ただし、不純物の吸着は強力ですが、ろ過をするのに時間を要します。

     

    オイルフィルターの構造はどうなっている?

    オイルフィルターの性能はわかっても、具体的な構造を知る機会はあまりありません。しかし、オイルフィルター内の構造を知っていれば、自分の車に必要な種類を選ぶことができます。ここからは、オイルフィルターの構造について詳しく解説していきます。

    ガスケット

    ガスケットとは、エンジンブロック側にある取りつけ面とオイルフィルターの間にある隙間をピッタリと密着させるシール材のことです。

    耐熱性やオイルへの耐性が強いという特徴を持ちます。高品質の材料が使われているため、構造にガスケットが含まれているオイルフィルターは高めの金額です。

    圧力調整弁

    圧力調整弁とは、エンジンオイルの油圧が一定数以上になった際に開き、オイルフィルター内に多くの圧力がかからないように調整する役割を持ちます。

    エンジン内の油圧調整をしなければ、エンジンの負担となり、故障に繋がりかねません。 そこで、オイルフィルターの構造にある、圧力調整弁の機能でフィルター内の圧力が抑えられるのです。また、オイルフィルターによっては、圧縮弁はオイルポンプに組み込まれていることもあります。

    エレメント

    エレメントには、オイルフィルター内の不純物をろ過する役割があります。ひだ状に折り曲げられているため、面積が広く、大量のエンジンオイルの不純物のろ過が可能です。

    エレメントによっては、フィルターエレメント付近に磁石が設置されており、金属の汚れを吸着できるものもあります。

    アンチドレーン弁

    アンチドレーン弁とは、逆流防止弁とも言います。エンジンオイルがオイルパンに逆流させないよう防ぐ役割があります。

    このアンチドレーン弁がうまく作動しないと、エンジン停止中やエンジン起動時などに逆流が起きてしまいかねません。 アンチドレーン弁は、車のエンジンが起動すると開き、エンジンが停止している際に閉じるという構造になっています。

    リリーフバルブ

    リリーフバルブとは、フィルターエレメントで詰まりが起こった際に、エンジンオイルを十分に行渡せるよう開く役割を担います。特に、エンジンオイルの粘度が高い場合に、エンジンを起動した際に目詰まりが発生しやすいです。

    サポートスプリング

    サポートスプリングとは、セットスプリングとも呼び、走行時に起こる振動やエンジンオイルの油圧の変動でフィルターエレメントの動きを抑える機能です。フィルターエレメントは、車にかかる振動や油圧変動で動いてしまいます。 フィルターエレメントの保持をおこなうために、サポートスプリングが機能するのです。

     

    オイルフィルターに関するよくある質問

    ここからは、オイルフィルターに関するよくある質問に回答していきます。フィルターの交換時期やフィルターとエレメントの違いについてです。

    オイルフィルターの交換はいつ?

    オイルフィルターは、使用している車によって使用状態が異なるため、いつすれば良いかは走行距離や時間などによっても異なります。

    オイル交換を目安にする場合、オイルの交換2回ごとにオイルフィルターの交換1回を目安にしましょう。走行距離を目安にする場合は、前回の交換以降10,000kmごとです。 頻繁に使用しない車でも、エンジンオイルは経年劣化するため、1年に1回オイルフィルターの交換をするようにしましょう。

    さらに詳しく知りたいという方は、オイルフィルターの交換目安の記事もあわせてご覧ください。

    オイルフィルターを交換するメリットは?

    オイルフィルターを交換する最大のメリットは、車を良い状態で維持できることです。車は、頻繁に使用すると汚れが溜まりやすくなり、エンジンの負荷が蓄積されます。

    また、ほとんど使用しない場合でも、経年劣化によってエンジンに負荷がかかるため、定期的な交換が必要です。

    定期的に交換をせずに車の使用を続けていると、エンジンの焼き付きやオイル漏れなどが起こる可能性があります。故障や走行中の事故にも繋がるため、定期的にオイルフィルターを交換しましょう。

    オイルフィルターとオイルエレメントの違いは?

    オイルフィルター・オイルエレメントの違いは、フィルターはカートリッジ全体を綺麗にし、エレメントはフィルター内を綺麗にすることです。

    エンジンオイルを綺麗にするという同じ意味を持ちますが、どちらかが劣化してしまうと、綺麗なエンジンオイルを循環させられません。

    それぞれが劣化した場合は、パーツごとの交換をしておきましょう。劣化したかどうかがわからない場合は、自動車整備士に見てもらうことをおすすめします。

     

    まとめ

    この記事では、オイルフィルターの種類や構造などについて、解説しました。オイルフィルターは、オイルの汚れを吸着して濾過し、綺麗なオイルをエンジンへ循環させます。

    しかし、オイルフィルターの交換をしなければ、劣化と汚れの蓄積でエンジンオイルが汚れてしまうのです。 オイルフィルターの定期的な交換は大切で、エンジンの寿命を延ばすことに直結します。

    オイルフィルターが種類ごとに持つ特徴を確認して、オイルフィルターを交換してみてください。

     

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    2023年9月04日

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