オイルフィルター(エレメント)は交換しないとどうなる?必要ないとの声や交換時期・交換方法を解説!


オイルフィルター交換しないと、どれくらいのリスクがあるのでしょうか。

オイルフィルターは自動車を正常に維持するために欠かせない重要な役割を担っています。

この記事では、オイルフィルターを交換しないことによる弊害を解説していきます。また、適切な交換タイミングや費用についても解説します。

オイルフィルター交換に関するよくある疑問にも回答しているため、オイルフィルター交換の重要性が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

     【目次】
  1. オイルフィルター(エレメント)の役割とは?交換しないとやばい?
  2. オイルフィルターを交換しないとどうなる?
  3. オイルフィルター交換のタイミング
    • オイルフィルター交換にかかる費用
    • オイルフィルターの種類と選び方は?
      • オイルフィルターの交換に関するよくある質問
      • まとめ

      オイルフィルター(エレメント)の役割とは?交換しないとやばい?

      そもそもオイルフィルターは交換しなければならない部品なのでしょうか。

      ここでは、オイルフィルターの役割や交換する理由について解説していきます。

      オイルフィルター(エレメント)とは?役割を紹介

      まず始めに、オイルフィルターの役割について知っておきましょう。

      オイルフィルターとはその名の通り、フィルターを搭載したパーツのことで、ろ過機能を持っています。

      これによってエンジンオイルを常に清潔な状態に保つことができるのです。

      エンジンオイルはエンジンを潤滑に働かせるほか、冷却作用や防錆作用など様々な役割を担っています。

      このエンジンオイルが汚れることで車全体のパフォーマンスが下がり、エンジンの寿命にも直結するのです。

      また、お店によってはオイルフィルターではなく、オイルエレメントと説明される場合もあります。

      エレメントというのはろ過紙のことでオイルフィルターのなかに取り付けられているパーツのことを指します。

      カートリッジからろ過紙のみを取り出して交換するケースもあるため、エレメント交換という場合もあるのです。

      走行中に発生するスラッジと呼ばれる不純物を除去するためにも、オイルフィルターはとても重要な存在ということになります。

      オイルフィルターは消耗品

      オイルフィルターを放置すると、蓄積した汚れが目詰まりを引き起こし、本来のろ過能力が低下します。

      これによりエンジンオイル内の汚れが除去されず、劣化が早まってしまうでしょう。新しいエンジンオイルも、ろ過されないまま循環するため、エンジンに負担がかかります。

      定期的な交換を怠ると、エンジンオイルの効果も低下し、エンジンの正常な機能に悪影響を及ぼしかねません。 エンジンオイルは血液のような役割を果たし、オイルフィルターはその機能を維持する要なのです。

      オイルフィルターを交換しないとどうなる?

      オイルフィルターを交換せず、放置しているとどんなことが起こるのでしょうか。

      ここでは、オイルフィルター交換をしなかった場合に考えられる事象について解説していきます。

      エンジンオイルをろ過できなくなる

      オイルフィルターの交換を怠ると、エンジンオイルのろ過機能が低下し、汚れがエンジン内を巡ります。

      ろ過されていないエンジンオイルは正常な機能を果たせず、燃費低下はもちろん、焼き付きや故障の危険性も高まるでしょう。 エンジン交換には数十万円以上の高額な費用がかかる場合もあるため、故障の予防策としてオイルフィルター交換は重要です。

      また、オイルフィルター内には目詰まりを避けるバイパス機能が備わっています。しかし、オイルフィルターを交換せずにこの機能が作動すると、汚れたオイルが循環しエンジンの寿命が縮まります。定期的な交換を怠らず、エンジンの健康を保ちましょう。

      定期的な交換を怠らず、エンジンの健康を保ちましょう。

      マイカーの日常点検を行うことで、大切な車を長く乗ることができます。

      エンジンが正常に起動しなくなる

      オイルフィルターの交換を怠ると、エンジン内部の汚れが増え、エンジンの正常な起動が困難になる可能性があります。

      オイルフィルターが詰まり、バイパス機能が作動しても、エンジンオイル中の汚れが徐々にエンジン内に蓄積されます。これにより、燃費が悪化しエンジンのパフォーマンスが低下してしまうでしょう。

      さらに、オイルフィルターの破損やエンジン内部からのオイル漏れ、焼き付き、最悪の場合、エンジン全体の故障につながるリスクもあります。 オイルフィルターの交換を怠らなければ、日常の安全な走行と車両の寿命を保てるでしょう。

      油圧警告灯が点灯する

      エンジンオイルが減少したり、オイルポンプが故障したりした際に点灯する油圧警告灯ですが、バイパス機能の不具合によっても点灯する場合があります。

      バイパス機能はエンジンオイルの汚れが過度に増加し、ろ過能力が低下した場合に作動します。その結果リリーフバルブが開き、油圧の低下を感知するため、油圧警告灯が点灯するのです。 警告灯が点灯したら、オイルフィルターの状態を確認するために専門家に相談しましょう。

      バイパス機能の異常は早期に対処しないと、エンジンが正常に機能しない可能性があります。

      オイルフィルター交換のタイミング

      オイルフィルターの交換時期は、エンジンオイルの交換と関連しています。一般的な目安として以下の頻度でオイルフィルターを交換するのがおすすめです。

        • オイル交換2回に1回
        • 走行距離1万kmに1回

      オイルフィルター交換は、エンジンオイルの交換と同時に行うことがおすすめです。エンジンオイル交換は、5000kmまたは半年に1回を目安に行いましょう。エンジンと車の寿命を延ばすためには、適度に交換をすることが大切です。

      オイルフィルターの交換目安についてさらに詳しく知りたいという方は、オイルフィルターの交換の目安の記事もあわせてご覧ください。


      オイルフィルター交換にかかる費用

      オイルフィルター交換は通常、オイル交換とセットで行われます。オイルの劣化を防ぐためにもセットで交換することがおすすめです。

      交換費用は以下の要素で構成されます。

        • エンジンオイルの交換工賃
        • エンジンオイル代金
        • オイルフィルターの交換工賃
        • オイルフィルター代金

      費用相場は約1,000~10,000円と幅広く、依頼先や使用するオイルの種類によって異なります。

      自分で交換する節約のための試みもあるかもしれませんが、交換の仕方を誤ってしまうと故障の原因となる可能性があるため注意が必要です。

      オイルフィルターの種類と選び方は?

      オイルフィルターの種類には大きく分けて3つあります。

      1つ目は多くのガソリン車に使用されているフルスロータイプ

      エンジンを構成する機能の1つにオイルパンというものがあり、ここではエンジンオイルを一定量溜めておくことが可能です。

      フルスロータイプでは汚れたオイルをここから吸い上げ、フィルターでろ過してくれます。

      現在はフルスロータイプが多く流通しており、取り付け作業も比較的簡単です。

      2つ目はフルフロー+バイパス併用型です。

      こちらは主にディーゼル車によく使われており、2段階のろ過システムでより細かい汚れをキャッチしてくれます。

      フルスロータイプでろ過したオイルをバイパスフィルターでさらにろ過するため、少々時間がかかるといった特徴があります。

      3つ目はコンビネーション型と呼ばれるものです。

      先ほど紹介したフルスロータイプのフィルターと、バイパスフィルターを1つのフィルターにまとめたものを指します。

      コンビネーション型には、ろ過の負担が偏らない、カートリッジが1つにまとまっているため交換の手間が少ないといったメリットがあります。

      これらの基礎知識を踏まえた上で、自分の車にあったオイルフィルターを見つけましょう。

      オイルフィルターの交換に関するよくある質問

      ここでは、オイルフィルターの交換に関するよくある質問に回答していきます。

      オイルフィルターの交換について疑問がある方は、ぜひチェックしてください。

      オイルフィルターの交換方法は?自分で交換できる?

      オイルフィルターの交換は自分で行うこともできますが、あまりおすすめはしません。

      想像以上に必要な工程が多く、失敗したときのリスクが激しいからです。

      それでも自分でオイルフィルターの交換を行いたい場合は、必要な知識の確認や前準備など、丁寧に行うことをおすすめします。

      オイルフィルターの交換を自分で行う際には、以下の注意点を踏まえた上で作業にあたってください。

        • 廃油の処理方法を確認する
        • 周囲の安全を確保

      廃油の処理方法は自治体によって様々ですので、自分の住んでいる地域ではどのような方法で処理できるのか確認しておきましょう。

      エンジンオイルを購入したお店に引き取ってもらう、ガソリンスタンドに持ち込むといった方法も可能です。

      どちらも事前に問い合わせた上で、持ち込む廃油の量なども加味したうえで検討しましょう。

      オイルフィルターにかかる時間はどれくらい?

      プロに依頼する場合、作業時間は店舗の混み具合により変動します。一般的には、オイル交換だけなら約15分、オイルフィルター交換を含めても約30分前後の時間がかかります。

      また、廃油処理も任せられるため手間がかかりません。プロに依頼すれば、経験豊富な作業員が交換してくれるでしょう。

      オイルフィルターを頻繁に交換すると寿命がのびるって本当?

      オイルフィルターを頻繁に交換することは、エンジンの寿命を延ばす効果があります。

      交換頻度が低いと、フィルターが詰まりエンジンオイルのろ過性能が低下し、汚れたオイルが再循環されます。

      これによりエンジンの保護が不十分になり、オイルの劣化が早まるのです。 定期的にオイルフィルター交換を交換することで、エンジン内部の清浄度が保たれ、エンジンへの負担が軽減されます。

      新しいエンジンオイルの性能を長く維持でき、エンジンの健康寿命が延びることに繋がるでしょう。

      オイルフィルターには詰まりの症状も?

      オイルフィルターの交換を怠ると、フィルター部分が詰まってしまい、ろ過機能が正常に作動しません。

      フィルターが詰まることで不純物を取り除くことができず、オイルを清潔に保つことができなくなるのです。

      すると、結果的にエンジン全体にダメージが蓄積し、車の寿命を縮めることになってしまいます。

      これらの症状を防ぐためにも、オイルの交換時期は適切に守ることが推奨されています。 

      まとめ

      オイルフィルターは、エンジンの健康を維持するために欠かせない部品です。

      定期的な交換が重要で、交換しないとエンジンオイルの劣化や汚染が進み、エンジン不調や故障の原因になります。 エンジンオイルのろ過機能が低下すると燃費低下やエンジン焼き付きのリスクが高まるでしょう。

      エンジンの寿命を延ばすためにも適切な交換は重要です。

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      引用元:ヨロスト公式HP

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      2024年5月22日

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