エンジンオイルの乳化は危険!原因と予防方法、対処法を解説


白いマヨネーズ状のオイルを発見したら要注意!エンジンオイルの乳化は、愛車のエンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。この記事では、エンジンオイルが乳化する原因や、乳化してしまった際の対処法、そして日頃からの予防策まで、分かりやすく解説します。

オイル交換の重要性や、具体的な確認方法も紹介するので、この記事を読めば、エンジンオイルの乳化によるトラブルを未然に防ぎ、愛車を長く健康に保つための知識が身につきます。

目次

エンジンオイルの乳化は危険!起こるトラブルとは

エンジンオイルの乳化は、エンジンにとって深刻なトラブルを引き起こす危険性があります。乳化したオイルを放置すると、エンジンの性能低下や故障につながるため、早期発見と適切な対処が重要です。

この章では、エンジンオイルの乳化とはどのような状態なのか、そして乳化を放置することでどのようなトラブルが発生するのか、さらに乳化の確認方法について詳しく解説します。

エンジンオイルの乳化とはどのような状態?

エンジンオイルの乳化とは、本来混ざり合うことのないオイルと水が混ざり、マヨネーズ状またはコーヒー牛乳のような乳白色のクリーム状に変化した状態を指します。オイルの中に水分が微細な粒となって分散することで、オイル本来の粘度や潤滑性能が低下してしまいます。

 新しいオイルは琥珀色のような透明感がありますが、乳化すると濁って白っぽく変色します。

エンジンオイルが乳化・放置するとどうなる?

エンジンオイルが乳化すると、エンジン内部の潤滑が不十分になり、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。以下に、主なトラブルをまとめました。

トラブル 詳細
エンジン内部の摩耗・損傷 潤滑性能の低下により、エンジン内部の金属部品同士の摩擦が増加し、摩耗や損傷を引き起こします。特に、クランクシャフトやコンロッドベアリング、ピストンリングなどの重要な部品が損傷すると、エンジンのオーバーホールが必要になる場合もあります。
スラッジの発生 乳化したオイルは酸化しやすく、スラッジと呼ばれるヘドロ状の物質が発生しやすくなります。スラッジがオイル通路を詰まらせると、オイルの流れが悪くなり、エンジン全体の潤滑不良につながります。
エンジン出力の低下 潤滑不足による摩擦抵抗の増加は、エンジンの出力低下を招きます。加速が悪くなったり、燃費が悪化したりするなどの症状が現れます。
エンジンの異音 金属部品の摩耗が進むと、エンジンから異音が発生するようになります。カラカラ音やゴロゴロ音など、異音の種類は様々です。
オイル漏れの発生 スラッジの蓄積やオイルの劣化により、オイルシールが損傷し、オイル漏れが発生する可能性があります。
ベアリングの損傷 潤滑不足は、クランクシャフトやコンロッドのベアリングを著しく損傷させ、最悪の場合、エンジンが焼き付く原因となります。

エンジンオイルの乳化を確認する方法

エンジンオイルの乳化は、オイルレベルゲージやオイルフィラーキャップで確認できます。オイルレベルゲージを引き抜き、オイルが付着している部分の色を確認します。乳白色に変色していたり、マヨネーズ状のものが付着していたりする場合は、エンジンオイルが乳化している可能性が高いです。

また、オイルフィラーキャップの裏側にも乳化したオイルが付着することがありますので、合わせて確認しましょう。オイルの状態を正確に判断するには、専門家による点検を受けることをお勧めします。

特に、短距離走行を繰り返す車や、寒冷地で使用する車は、こまめなオイルチェックを心がけましょう。エンジンが冷えている時に確認することが重要です。

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エンジンオイルの乳化が起こる原因は?予防対策も解説

エンジンオイルの乳化は、いくつかの要因が重なって発生します。主な原因を理解し、適切な予防対策を講じることで、愛車のエンジンをトラブルから守ることができます。

エンジンオイルの乳化が起こる原因

エンジンオイルの乳化は、主に以下の原因で発生します

原因 詳細
短距離走行の繰り返し 短距離走行ではエンジンが十分に温まらず、水分が蒸発しにくいため、オイルに水分が混入しやすくなります。特に冬場は外気温が低いため、この傾向が顕著になります。
冷却水の混入 エンジンヘッドガスケットの損傷やクラックが入ると、冷却水がエンジンオイルに混入し、乳化を引き起こします。冷却水にはエチレングリコールなどの成分が含まれており、オイルと混ざると乳化を促進します。
結露 気温の変化やエンジン内部の温度差によって結露が発生し、オイルに水分が混入することがあります。特に、使用頻度が低い車両や、湿度の高い環境で保管されている車両で発生しやすいです。

短距離走行における乳化のメカニズム

エンジンが冷えている状態では、燃焼によって発生する水分が水蒸気として排出されずにエンジン内部に留まります。これがオイルに混入し、乳化を引き起こすのです。

短距離走行を繰り返すと、エンジンが温まる前に運転を終えるため、水分が蒸発する機会が少なく、オイル内に蓄積されやすくなります。

冷却水混入による影響

冷却水の混入は、エンジンオイルの乳化だけでなく、エンジンのオーバーヒートや冷却系統のトラブルにもつながる深刻な問題です。冷却水に含まれる成分がオイルの性能を低下させ、潤滑不良を引き起こす可能性があります。

また、冷却水漏れはエンジン内部の腐食も促進するため、早期発見と適切な対処が重要です。

エンジンオイルの乳化を防止するには?

エンジンオイルの乳化を防止するためには、以下の対策が有効です。

予防策 詳細
定期的なオイル交換 エンジンオイルは使用していくうちに劣化し、水分を吸収しやすくなります。定期的なオイル交換を行うことで、オイルの性能を維持し、乳化を予防できます。車種や使用状況に合わせた適切な交換時期を守ることが重要です。
適切な暖機運転 エンジンを始動したら、十分な暖機運転を行いましょう。エンジンが温まることで、オイル内の水分が蒸発しやすくなり、乳化を防ぐことができます。水温計が適温を示すまで暖機運転を行うのが理想的です。
長距離走行を取り入れる 短距離走行ばかりではなく、月に数回は長距離走行を行い、エンジンをしっかりと温めるようにしましょう。これにより、オイル内の水分を蒸発させ、乳化を予防できます。高速道路などでの走行が効果的です。
冷却系統の点検 冷却系統に漏れや異常がないか定期的に点検しましょう。冷却水の減少やラジエーターホースの劣化などは、冷却水漏れの前兆である可能性があります。早期発見と修理によって、エンジンオイルへの冷却水混入を防ぐことができます。

これらの対策をしっかりと行うことで、エンジンオイルの乳化を予防し、エンジントラブルのリスクを軽減することができます。愛車のコンディションを良好に保つために、日頃から適切なメンテナンスを心がけましょう。

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エンジンオイルの乳化を確認したらすべきこと!

エンジンオイルの乳化を確認したら、できるだけ早く適切な対処をすることが重要です。放置するとエンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。

状況によっては更なる点検・修理が必要になる場合もありますので、対処法を知っておきましょう。

速やかなオイル交換

乳化したエンジンオイルは本来の性能を発揮できません。潤滑性能の低下、冷却性能の低下、スラッジの発生などが起こり、エンジンに大きな負担がかかります。そのため、乳化を確認したら速やかにオイル交換を行いましょう。

オイル交換の際には、オイルフィルターも同時に交換することが推奨されます。オイルフィルターには、オイル中の不純物を取り除く役割がありますが、乳化したオイルによってフィルターが目詰まりを起こしている可能性があるからです。オイルとオイルフィルターを同時に交換することで、新しいオイルの性能を最大限に発揮し、エンジンの保護に繋がります。

交換するオイルは、車の取扱説明書に記載されている推奨オイル粘度を選びましょう。適切な粘度のオイルを使用することで、エンジンを最適な状態で稼働させることができます。もし、どのオイルを選べば良いか分からない場合は、整備工場やカー用品店などで相談してみましょう。

エンジンオイル交換後の経過観察と更なる点検

オイル交換後も、オイルの状態を定期的にチェックすることが大切です。以下に、オイル交換後、どのような点に注意して経過観察すべきか、また、更なる点検が必要となるケースをまとめました。

経過観察項目 確認方法 更なる点検が必要なケース
オイルレベル オイルレベルゲージで確認 オイルレベルが異常に減少している場合(オイル漏れやオイル消費過多の可能性)
オイルの色と状態 オイルレベルゲージに付着したオイルで確認 短期間で再び乳化している場合、オイルの色が異常に黒く汚れている場合
冷却水の量 リザーバータンクで確認 冷却水の量が減少している場合(冷却水漏れやエンジン内部への混入の可能性)
エンジンの異音 エンジン始動時や走行中に確認 異音や振動が発生している場合
排気ガスの色 マフラーから排出される排気ガスで確認 白煙が出ている場合(冷却水の混入の可能性)

上記以外にも、エンジンのかかりが悪い、燃費が悪化したなどの症状が見られる場合も、整備工場で点検を受けることをお勧めします。早期発見・早期対処が、エンジンを守ることに繋がります。

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エンジンオイルが乳化したらすぐにオイル交換しよう

この記事では、エンジンオイルの乳化について、その危険性、原因、予防方法、そして対処法を解説しました。エンジンオイルの乳化を放置すると、エンジンの潤滑性能が低下し、深刻なエンジントラブルに繋がることがあります。

もし、エンジンオイルの乳化を確認したら、速やかにオイル交換を行いましょう。エンジンオイルはエンジンの寿命を左右する重要な役割を担っています。日頃からオイルの状態をチェックし、適切なメンテナンスを行うように心がけましょう。


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2025年4月25日

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